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儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 [新潮社]


儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴




「あらゆる予想は最後の最後で覆される―― ラスト一行の衝撃にこだわり抜いた、暗黒連作ミステリ」(帯より)

これは多少言い過ぎな気がしますね。確かに、ラストの方での衝撃はあったのですが、ラスト一行の衝撃はそうでもなかったような。まあ、「山荘秘聞」はラスト一行の衝撃はすごかったのですが。ほかに関しては、正直うまく落としたなぁ、といった感じで。

とはいえ、かなり面白かったです。始めは、今までの米澤作品との文体の違いにかなり戸惑いました。しかし、それも作品のおもしろさに気にならなくなり、どんどん読み進められました。いや、むしろこの文体もいいかな、と思ったりして。

また、米澤作品は「日常のミステリ」を扱う感じがしたのですが、この作品に至っては盛大に殺していますね。まあ、『インシテミル』でも盛大に殺しているのですが。これからは、シリーズものでは日常を扱い、ノンシリーズものでは殺人を扱うのかな、と思いました。それも楽しそうですが。

この作品を読んでいて感じたのが、米澤穂信と言う作者の読書教養の確かさ。最近はラノベ作家でも、自分の読書歴に基づいた作品を書く人が増えてきた感じがしますが、レベルが全然違います。これは正直笑えます。

「ライトノベルばかり読んでいたのけど、大衆作品はやはり面白いなぁ」と感じさせる作品でした。多くの人に読んでもらいたいです。で、このまま順調に書いていくと、そのうち某文学賞とれるのではないか、と思ったりしました。まあ、ミステリ作品なので難しいですね。

しかし、『秋季限定マロングラッセ事件』はまだでしょうか?早く読みたい!!

(H21.1.6追記)
知っていて更新しなかったのですが、『秋期限定栗金飩事件〈上〉』が今年の2月に発売予定だそうです。ソースは本人のホームページ。上下巻と言うことで、非常に楽しみです。書き上がっているんだったら、上下巻一緒に出してくれたら嬉しいです。
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