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『いつか世界を救うために クオリディア・コード』/橘公司(Speakeasy) [富士見]

〈あらすじ〉

西暦二〇四九年。世界は終わるかと思ったが、終わらなかった。突如として現れた正体不明の『敵』―“アンノウン”と戦争を続ける人類。防衛都市のひとつ神奈川の学園に転校してきた紫乃宮晶。彼の目的は『神奈川序列第一位・天河舞姫を暗殺すること』。しかし『最強』の称号を有し、人類の希望である少女の強さはあまりにも規格外で…。「のぞきではない。監視だ」「今は胸を調べている」「無論、尾行だ」「変態ではない、調査だ」「秘密裏に行う家宅捜索だ」舞姫の全てを知るための観察が始まった!?新世代ボーイ・ストーキング・ガール!!

文庫版


いつか世界を救うために -クオリディア・コード- (富士見ファンタジア文庫)

いつか世界を救うために -クオリディア・コード- (富士見ファンタジア文庫)


 

Kindle版



 

感想は追記にて。 

Speakeasyについて

この作品、作者名の後に(Speakeasy)と付いています。これは、橘公司、さがら総、渡航の三人の作者によるシェアワールドプロジェクト、ということのようです。シェアワールド、と言われると、私なんかは(厳密にそうなのかよく分かりませんが)神曲奏界クリムゾンシリーズを思い出します。

それはさておき、作者たちのアイディアからプロジェクトがスタートしてこうして作品がリリースされるのは面白いですね。秋頃に、さがら総さんと渡航さんの本が出るようですが、レーベルが富士見ファンタジア文庫、MF文庫J、ガガガ文庫と異なっているのも面白いです。富士見ファンタジアとMFはKADOKAWAグループですが、そこに小学館が絡むのも面白いかな、と。

 

デビュー作好きにこそ読んで欲しい作品

橘公司さんといえば、アニメが2期まで制作されて、劇場版アニメまで作られた『デート・ア・ライブ』を思い浮かべる人が多いと思います。確かに、『デート・ア・ライブ』自体、次第に面白くなってきているシリーズではあります。

しかし、私としては橘公司といえばデビュー作の『蒼穹のカルマ』をおすすめします。主人公がド変態。在紗のためなら全てを犠牲にするそのパワー。表紙とプロローグの乖離がすさまじいのに、圧倒的な展開力でちゃんと表紙の展開を辿ってプロローグに戻ってくる。笑える作品なのに、最終巻ではちょっとしんみりさせられて、すごく良い作品でした。癖があるので好き嫌いはあるようですが。

それ故に、『デート・ア・ライブ』には物足りなさを感じる部分もありました。その不満が、この作品で解決されました。

いや、やはりこの作者が描く変態はいいですね。読書メーターで「登場人物の殆どが鳶一折紙クラスの変態」というのを見たのですが、まさにそれ。主人公は自覚のない変態。四天王は自覚のある変態。変態たちの中心には、姫と呼ばれる最強の少女。大満足でした。

 

設定自体見ていたらまともなのに

突然現れた異世界からの敵。戦うのは、スリープコールドの影響で能力に目覚めた少年少女たち。サイズによってクラス分けされた敵。主人公は、10年間神奈川でトップに君臨する少女の暗殺を依頼され、神奈川に転校し、少女と出会うことになる。 

設定を見ていたら、結構真面目なシリーズになりそうなのに、出来上がった作品が変態の狂宴だった、というのもおもしろいと思います。でも、楽しいからオールオーケーですよね。

 

姫は可愛い

本作のヒロインは、10年間神奈川のトップとして戦い続ける天河舞姫。通称・姫。この人は変態ではありません。至って普通の少女、ということで、周りとの対比で可愛さが際立っているような気がします。主人公の強さにワクワクしたり、主人公とのデートにドキドキしたり。そんなところがよかったです。

ツンデレ好きの私ですが、やはりこう言う普通の女の子は最高に可愛いと再確認しました。 

 

シリーズ化に期待

さて、この物語は上下巻構成となっていて、次で一区切りになるようです。果たして暗殺は成功するのか。はたまた。とても気になるところです。しかし、せっかく橘公司さんの良さを存分に発揮できる作品だけに、上下巻で終わってしまうのはもったいなくも感じてしまいます。

できるならば、この物語をシリーズ化して、続けて欲しいと願うばかりです。或いは、変態ばかり出てくる新シリーズを作ってもらうか、ですね。

橘公司の描く変態の素晴らしさ、それが感じられる作品でした。文句なしに面白かったです。 


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