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【ネタバレ注意】映画『君の名は。』の感想のようなもの [映画]

本日から公開開始の新海誠監督最新作『君の名は。』ですが、早速見てきましたので、久しぶりのブログ更新となる今回はその感想を書きます。

なお、感想はネタバレ満載となります。具体的には、物語の全体の流れや結末にも言及しております。そのため、鑑賞前にご覧になられた場合、物語を純粋に楽しめなくなる可能性があります。

また、新海誠監督のこれまでの作品の比較、といった高度な感想は、私には書けません。「絵が綺麗だなぁ」くらいの感受性しか持ち合わせていない残念な人間です。

そのことを御了承の上、感想をご覧下さい。
 
 
↓私はこれを読んで、映画を見ました。映画の内容とほぼ同じなので、映画を楽しみたい方は読まない方がいいでしょう。 
 

小説 君の名は。 (角川文庫)

小説 君の名は。 (角川文庫)

  • 作者: 新海 誠
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2016/06/18
  • メディア: 文庫


Kindle版

小説 君の名は。 (角川文庫)

小説 君の名は。 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
  • 発売日: 2016/06/18
  • メディア: Kindle版

 
 
感想は追記にて。 
 
はじめに

新海誠監督作品ですが、私は『秒速5センチメートル』のみ見ています。見たのも、劇場ではなく、CSでの放送でした。見た印象としては、プライベートがうまくいっていない時期だったこともあって、かなり憂鬱にさせられました。『君の名は。』のパンフレットを読んでいたら、

「少なくとも僕としてはバッドエンドを描いたつもりはなかったんです」

とありますが、あれがバッドエンドでなかったら、どんな結末だったらバッドエンドになるのか、というくらい、私的にバッドエンドでした。

最初に見た『秒速5センチメートル』の影響か、新海誠監督の作品に興味はあれど、実際に見る、ということはありませんでした。

では、なぜ今回見ることにしたか、というと、たまたま小説版の『君の名は。』を読んだからでした。何故小説版を手にしたか、と聞かれると、「絵に釣られた」という部分が大きいかもしれません。

小説版の『君の名は。』は、なかなか楽しめたのですが、恋愛部分の描写に関して若干の不満がありました。果たして、原作ともいえる劇場版で見たとき、この不満は解消されるのだろうか?その興味から、劇場に脚を運ぶことになりました。キャラデザも好みでしたし。

なお、最初に述べておきますと、恋愛関係の不満に関しては解消されませんでした。

総評

内容については、時間のすれ違いをいれた入れ替わりもの、とただの入れ替わりものではなくちょっとひねってきた印象です。また、入れ替わりによる歴史改変のSF要素もあり。ただ、メインになるのは、恋愛です。ボーイミーツガールもの、といっていいのか悩ましいところではありますが。
結末的には、問答無用のハッピーエンドで満足でした。『秒速5センチメートル』を作った監督が、この結末を描くとは、と考えると、なかなか感慨深いものがありました。これも、この映画を見ようと考えたきっかけの一つでした。パンルレットを読む限り、自分の意図を誤解されないように、という思いから生まれた結末かもしれないませんね。
音楽に関しては、きっちりしたOPから始まり、挿入歌、エンディングテーマとRADWIMPSのフルコース。途中、秒速が「One more time,One more chance」のPVなら、この映画はRADWIMPSのPVといってもいいかなぁ、という気がしました。不謹慎な私は、「なんとなくバ○プっぽいなぁ」なんて思いながら聞いていました。歌を聴くとき、あまり歌詞を聴いていない私がすべて悪いですね。


声優について

男性の主人公・瀧を神木隆之介さんがすることを知っていましたが、女性の主人公・三葉は誰がするか覚えていませんでした。そのため、神木さんの方は、演技も達者なかたですし、声優の経験もいくつかあった記憶があるので心配していませんでしたが、三葉の方は多少不安でした。

スタートは三葉のパートからでしたので、どうか、というところでしたが、あまり違和感を感じることなく楽しむことができました。親友の勅使河原くんの声(こちらは、メンズノンノのモデル出身の俳優らしいです)が悪い意味でなかなかのものだったせいもあるかもしれませんが。ただ、最終的に物語に入り込むこともできました。

なお、この三葉役は、上白石萌音さん。残念ながらアニオタ(最近卒業気味ですが)の私はあまり存じ上げませんが、『ちはやふる』の映画でいい演技をしていた記憶はあります。このかたもなかなか達者なかたなのかもしれません。

神木さんについては、三葉と入れ替わって居るときの演技がなかなかコミカルで可愛かったです。


声優に関して感じたことを、箇条書きで。

 花澤香菜さんもこう言う役をやるようになったんだ、という感慨と、やっぱり好きな声だなあ。

 悠木碧ちゃん、いい演技しているなぁ。

 エンドクレジットで、先輩を長澤まさみさんがしていることを知り、ちょっとびっくりでした。いや、個人的には全然気にならなかった。

 字幕で圧倒的な存在感を放つ「スタンザーニ・ピーニ誌文奈」。「バロン 山崎」も「ラヴェルヌ 知輝」も「兼光 ダニエル 真」も目じゃないぜ!「ブリドカット セーラ 絵美」大ピンチ!と心配したら、この方本職はマンガ・アニメの翻訳の第一人者とか。自分の無知さが恥ずかしい。


恋愛について

この物語、基本的に入れ替わりを起こした2人が、いつの間にかお互いを好きになっていて、という感じなのですが。小説版を読んだとき、「いつの間に好きになってたの?」というのが不満点でした。いや、人を好きになるのは些細なことから、かも知れませんが、それにしても、その欠片を感じる事ができなかった。これは、私が鈍いといわれたらそうなのかもしれませんが。

それが映画で解消されているかな、と期待していたのですが、映画の展開自体、ほぼ小説版と同じだったため、疑問は解消されませんでした。入れ替わり描写は、入れ替わりが始まった初日と、それから何回か入れ替わりが起こって、そのたびにお互いでルールを決めた、という部分でしょうか。お互いが何をしたか、日記を残すようになっていた、ということなので、それが交換日記とか文通のような感じで、お互いを意識するようになったのかな、という推測もできます。それにしても、それを楽しみにしているような描写が殆どないような印象です。そのため、「いつの間に好きになったの?」という疑問が湧いてしまいました。

げすな考えとしては、瀧くんが入れ替わりの度に三葉の胸を揉んでいたので、その胸が好きになったのではないか、と一瞬考えてしまいました。もっとも、慎ましくもなく豪華でもない三葉のそれを好きになる、というのは現実的ではないということで却下しました。

最終的に、「どうでもいいか」と考えて解決することにしました。若い子の恋愛の過程はおじさんにはわからない。


SF的な部分について

私自身、SFの教養がほぼないため、よくわからないのですが、時間SFとして見たとき、この物語はどう評価されるのだろう、という気がしました。

そもそも、入れ替わりが始まった理由が、糸守町の人々を隕石の被害から守るため、とすると、まず糸守町が壊滅した世界がベースにあることになります。ただ、その世界で三葉は瀧と出会っている。

3年後、入れ替わりが始まり、瀧は三葉が好きになる。好きになった三葉を助けたくて、瀧は入れ替わりを使って、三葉に糸守町の未来を伝え、その結果三葉は糸守町の人々を隕石の被害から救うことに成功。

「いつでも探しているよ どっかに(名前も知らない)君の姿を」なEDへ。

わかりにくくて申し訳ないですが、物語はこんな流れ。時間SFでは「卵が先かニワトリが先か」ということが気になるところですが、この物語に関しては、そんなことですらないのではないか、という気がします。

隕石の被害で人的にも町的にも多数の被害を出した糸守町が、三葉と瀧によって町の壊滅だけで終わった糸守町に変わる。この流れが一本の時間の流れに同時に載っているのではないか。私はそんな印象です。

実際どうなんだろう?


ツッコミ部分

いくつか細かいツッコミをしたくなるところもありました。

 三葉が瀧に会うために東京に行った場面。瀧の家も、デートの待ち合わせ場所も知っているはずだから、そこに行けばいいんじゃないかなぁ?

 最終的に、町長が緊急の避難訓練を行ったということが、糸守町の人々を救った、ということになっていましたが。発電設備を爆破したことは一体どうやって片付けたんだろう?調べれば、爆弾を使ったということも判明されるでしょうし、その爆弾が勅使河原さんのところから盗まれた、ということもばれるでしょう。大人がうまくごまかそうとするでしょうけども、ごまかしきれることではないですよね。

 そもそも、三葉も瀧も入れ替わりが3年ズレていることに気づくチャンスはなかったのか?スマフォで年が出ないことはわかりましたが、カレンダーとか曜日にズレとかニュースとか、「おかしい」と思う機会は全くなかった、というのは不自然な気がします。描写していないだけかもしれませんが。

ティアマト彗星は分裂してどれくらいの時間をかけて落ちてきたんだろう?あの展開だと、1時間以上余裕でないと厳しいような。

そもそも、あの隕石の大きさと被害の規模がちゃんとあっているのか気になる(嫌なやつ)。


まとめ

小説版で気になっていたところが解消されなかったり、細かいところで気になるところがあったりという感じでしたが、終わりよければすべてよし。爽やかな終わり方でよかったです。映画のタイトルになっている「君の名は。」というセリフがないところがあれですが。まぁ人に名前を聞くときは、「君の名前は」が自然でしょうし、「君の名前は。」が映画のタイトルだと、ゴロが悪いので仕方ないことでしょう。

映像も内容を盛り上げてくれてよかったです。特に、三葉は本当に可愛かった。テッシーと早耶香ちゃんが引き立て役過ぎない?という気がしますが、まぁ、三葉が可愛いのでオールOKです。というか、この二人だけキャラデザがあれな気がするような。三葉in瀧状態も、神木くんの演技もあいまってとても可愛いです。もう、Twitterのアイコンを三葉にしようかと計画するレベルで三葉がクリーンヒットでした。

そして何よりも。『秒速5センチメートル』の呪縛を未だ引きずる私としては、あの結末を描いてくれたこと。あの結末を楽しむことができたことで、十分な満足が得られました。ロマンチストなおっさんって気持ち悪いな、と自分で思いますが。でも、やっぱりあのラストは素晴らしいですよ。ありきたりでも予定調和でもひねりなしでもなんでもいいじゃないですか。声を大にしていいたい。

いいラストだった、と。

初日ということもあるかもしれませんが、お客の入りもかなりよかったです。「あなた、寝てたでしょう」「寝てないよ」「途中の展開覚えてる?」「覚えてるよ」なんてカップルの会話も聞こえてきましたチクショウ。また、「もう一回見に来る!」という人もいたようで、内容も好評のようですね。

個人的には、もう一度見るチャンスがあるなら是非見たいです。また、新海誠監督が、今後この路線で行くなら、監督の作品を楽しみにしたいです。少なくとも、最近プッシュされている某監督作品で感じた、監督の描きたいものを描くためのご都合主義は感じられませんでした。

私のように、「『秒速5センチメートル』がー」と引きずっている人にこそ、この作品は見てほしいです。良い作品でした。

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